ゆうとのの商品先物講座

講座と言っても、ほぼ商品先物取引の記録と雑感です。

東京ガソリン 73,970円が天井か? 続落中! 今日は大反省会!((+_+))

東京ガソリンは2日連続の陰線中。
週末終値71,950円。安値は71,640円で天井? 73,970円からは2,330円の値幅。


東京ガソリン 日足


まあ、2週間もの建玉なし、損益に至っては9月度はマイナス、というのをやらかしたわけですから、大反省会をするのは当然です。


今回の大上昇劇(上昇トレンド相場)を、時系列で振り返って反省を行います。


まずは、嵐の前(前週末)の9月21日(金)。
自分は旅行中でしたが、値洗いはプラスで、嵐の予感など微塵もなくノホホンとしておりました。
「面倒くさいからプラスのうちに仕切っとくか。連休前だし。」
と一瞬よぎったりしましたが、買戻し指値は65,300のままでした。
結局、金曜夜間の最安値は65,340で40円届かず。終値は65,640。
「手仕舞いしとけば良かったのにぃぃ!」
と言うのは完全な結果論で意味がありません。
建玉を残したのは、枚数を増やす(適度な維持証拠金を継続する)という課題から見れば、正解だったと言えるでしょう。
また、指値まで40円を「ついてないな。」と感じたのも良かった点だと思います。
ということで、9月21日(金)については「問題なし(仕方なかった)」となりました。


自分は、「ストップロス」を設定することには、基本反対です。
理由はシンプルで、ストップロスは「成行」の売買だからです。
売買は成行でなく、「指値」で行うべきだと思ってるからです。
だから「逆指値」も使うことはありません。
詳しくは、また今度にして、
問題の、3連休明け9月25日(火)の反省です。


2日分の外電を受け、(週末終値は65,640)1,520円の窓を開け、67,160で寄り付いたわけですが、
結局、今日までこの窓は埋まらず、67,160は25日以降の最安値です。
(日足チャートでは新甫発会日に窓があるように見えますが、発会日のはサヤ等であり、本当の窓はこちらです。)


「ついてない」と判断してた自分は、仕切りを急いでました。
なので、めずらしく8時45分より前にPC前に座っておりました。
で、まあ、「ついてない」が大当たりの事態が始まったわけです。ww


高く来るとは思ってましたが、寄り値はそれより遥か上で(正確には直前の複数気配値)、「え? 高すぎる!」と多くの人が思ったことでしょう。
それが証拠に、寄り付いてから一度も下へ戻ることなく値は上へ行きました。
「驚き」が「異常」を呼び「異常」が「異常」を呼ぶ事態となったわけですが、相場ではよくあります。ww (いわゆるパニック。)


自分の取った行動は、寄り付きでの成行決済(67,160で全決済)。
売玉しかなかったので、今から見れば、「最善の策。あっぱれ。」だと思われるかも知れません、
が、本当にそうでしょうか。
自分には、善策ではあったが、最善だったとはイマイチ思えないのです。
じゃあ、最善策とは?



あの場を見てれば誰でも「緊急避難」の必要を解ったでしょうから、「ストップロス」も正解でしょう。(場を見れない人には正に「ストップ」は最善だったでしょうね。)


枚数を増やす、維持証拠金をゼロにしない、は裁量取引の重要な課題です。
ならば、成行全決済は建玉をゼロにしてしまうので、うまくありません。
そう、ゼロにしないで「緊急避難」できる方法があります。
寄りから成行で買いを同枚数、発注するのです。
「両建て」に、してしまうのです。
これを「ふたをする」と言います。


「成行全決済」と「両建て(ふた)」の違いは?
効果に違いは、ありません。
決済と同じ最小損失で手仕舞いできます。(同時に全決済すれば同じ結果になります。)
両建ての方は、まだ建玉を残してるので、仕切り方によっては、損失を挽回できる可能性も残されてます。
となれば、どちらが良いかは一目瞭然でしょう。
(※両建ては証拠金がその分必要です。また手数料は気にしないことにします。w)


裁量取引では、緊急避難の時は、両建てにして「ふた」をするのがセオリーです。
ですから、9月25日(火)は、「寄り付きで両建てにして避難する」が正解だったと思います。


さて、その後はご存知の通り、11営業日連続陽線の爆上げとなったわけです。
その9月25日(火)~10月4日(木)の反省です。
売り向かおうとしましたが、結局1枚も売指せませんでした。
結果は、67,160から73,970まで一直線の上昇となったので(先限替わりのサヤを含んでます。)、
売指さないことが最善策だった、となってしまいました。
が、これは指せなかっただけです。


東京ガソリン 月足


ご覧のように、月足チャートを見ても、66,000から上は81,000まで売指値の手掛かりがなかったのです。

勿論、下値切り上げ上値更新を繰り返す「買」の強さも指せなかった理由ですが、売ポイントが見つからず「売」が集まらなかったことが、直線上昇を招いたのかも知れません。


さて一方、「買に転じることはできなかったのか」についてです。
出来ませんね。ww  少なくとも自分には。
まず、「売が取りにくかった」というのは「買も取りにくかった」ということです。
詳しくはまた後日ですが、レンジ相場を想像してください。
売も買も取りやすいですよね。その逆ということです。


そして、このような場面で新規買い(追撃)ができる人は、上がって行く相場を最高値で平気で買える人です。(買う瞬間には常に最高値だから。)
自分には無理です。w
新規の買い参入を許さない、いやらしい相場ですよね。w (が、よくあります。w)
「じゃあ、誰が買えたのだ。」と言えば、
利の乗った買い方の買い増しと、損切する売り方の買戻しです。
(※もし新規の買い参入が多くあったなら、チャートは必ず戻りを見せます。)


ただ、買い方になれた方法が1つあります。
それは、25日の反省で述べた、両建てで蓋をした場合です。
あそこで蓋をしていれば、やがて売を外して買の利益を取れたでしょう。
やはり、蓋をするのが正解だったのです。


最後に10月5日(金)昨日です。
73,970を天井にして反落中です。
天井付近を売指すことは、誰もが知ってるように、至難の業、無理です。
今回は特に、81,000までのどこかで止まるだろう状況だったので、なおさら。


となれば、この後、あきらめずにどうするかが大事なのでしょうね。
この後については、また明日以降に。。(≧▽≦)

東京金 抜ければ軽そうですが、そうは行かない4,400円ライン

金は現在4,381円。高値4,406円、安値4,369円です。
下に割と強力な、サポートラインと重なる25日移動平均線が4,314円。
さらに75日が4,351円。
上は4,408円の抵抗と次は4,509円。
買指しなら4,314、売指すなら4,407で良いんですかね?


東京金 日足


では、まあ、金とガソリンも比べてみましょう。
「金とガソリンは、どちらが良いのか!?」


証拠金 東京金 66,000円 東京ガソリン 90,000円


東京金 8月限  9月7日~10月4日 最安値 4,237円  最高値 4,408円  値幅 171円
東京ガソリン3月限 9月7日~10月4日 最安値 62,680円 最高値 72,960円 値幅 10,280円


証拠金は、圧倒的に金。
さらにレバが、金は100倍、ガソリンは50倍、なので、金の証拠金は実質33,000円と言えるため、もう金の圧勝! と思われます。
が、まあ一応、値幅も調べてみますか。ww


金とガソリンでは「呼び値」(値動きの最小単位)が違うので、そのままでは値幅を比べることができません。
(金は1円刻み、ガソリンは10円刻み)
なので、金を10倍にします。(またはガソリンを10分の1にします。)


すると、 東京金 値幅 1,710  東京ガソリン 値幅 10,280


さらにレバも違うため、実際の値幅損益額を出して比べた方が早いです。


東京金 値幅171円= 171,000円  東京ガソリン 値幅10,280円= 514,000円


とまあ、こういうことになります。ww
直近の貴金属と油の値動きだから、と反論される方もいらっしゃるでしょうが、
いつの期間を取っても、まあこんなものだと思います。


前にも言いましたが、やはり、ガソリンの(一定期間内)値幅損益額は、金より大きいです。(実現損益は大きい。)
しかし、金は、証拠金が安い! (昔は10万以上しましたから。w)
証拠金1万円あたりの実現損益を比べれば、差はもっと縮まります。


[証拠金1万円あたりの実現損益]
東京金 25,909円   東京ガソリン 57,111円


これが最終結果です。
たしかに効率はガソリンが良いのでしょうが、(それがガソの魅力ですから。)
金は目先の証拠金が安く、何より「安心」です! !(^^)!
1週間も放っておいたら大変なことになるガソリンに比べれば、
金は「安眠」を与えてくれます。(≧▽≦)



(※結論はすぐ書けたのですが、講義のため、わざと持って回った書き方、呼び値の話を挟んだ書き方、をしました。あしからず。。)

東京ガソリン ついにと言うかやっと反落。12日ぶりの陰線。

「止まらないんじゃないの。」と言ったせいで(?)、やっと止まりました。
東京ガソリンは12日ぶりに前日下値を切り下げました。
上値も前日を越えられず、ついにと言うかやっと反落。
しかし、記録的11連続陽線の後、最大2,140円の下げ幅が小さく見えます。w


東京ガソリン 日足

ガソリンは現在72,430円。安値は71,830円をつけてます。
今回大上昇の最高値は一昨日夜間の73,970円となるのか。
「73,500だったかぁぁ。」というのが今朝の心境。w
昨日夜間からムードが変わったようです。
まあ、しかし、昨日日中の段階で指せませんよねぇ、やはり。。


ブログの上は冷静ですが、現実はもう大騒動です。ww
まず、「なんぼ儲かっとるんや?」という電話やラインが来ます。
(自分は「ガソリン好きの買い好き」と人に思われてるので。。)
日経も高値をつけたそうで、結構「誰が儲けた損した」という話が飛び交ってますね。( ̄д ̄)
その度に腹を立ててるわけですがw、
腹の立ちついでに、今日は、


「ガソリンの方が証拠金が安くて値幅が若干大きいのに、なんで皆ガソリンをやらないのだ。」
というテーマについて。


証拠金 東京原油 11万円 東京ガソリン 9万円


東京原油2月限 9月7日~10月4日 最安値 48,900円 最高値 58,630円 値幅 9,730円
東京ガソリン3月限 9月7日~10月4日 最安値 62,680円 最高値 72,960円 値幅 10,280円


上記のように、ガソリンの方が原油より、18%証拠金が安くて、5%値幅が大きい。
原油を9枚買うのなら、ガソリンは11枚買えます。
同じ10枚買うのなら、原油は110万円、ガソリンは90万円です。
維持証拠金と注文可能額を考えた時、それは最初から20万円の利益が乗ってるのと同じではないでしょうか。(?)
20万円、18%は、自分は大きいと思います。


なのに、なんで原油の方が取引量が多いのか。
どうにも不思議です。
(ガソリンの方が新甫サイクルが短いからか? まさか。w)


昔は、ガソリンの方が圧倒的に取引量が多かった気がするんですが。。
記憶間違いですかね。。
ただ、証拠金もガソリンが少し多いか同等だった気もします。


まあ、ガソリンが好きなので、エースに返り咲いてほしいと思ってるわけですが、
取引量が原油より多くなったら、証拠金も上がって逆転するかもなので、
それは困るので、やっぱり今のままが良いのですかね。ww(≧▽≦)